長男、発達障害かも?と思うまで:3(幼児期・認可保育園に転園)

発達凸凹
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2年間、行き渋りのなくなることのなかったインタープレスクールを退園し、自宅からほど近い認可保育園に通い始めてからのこと。


お勉強とかしなくていいや

他のインターも検討したのだけど、認可保育園を選んだのは、何よりも、たくさん遊べる環境をと思ったから。前の園で一番好きだったのは、午後のおやつを食べてからお迎えまでの、ほんの少ししかない自由遊び時間。とりあえず今は、早期教育とかなくていいから、お友達と一日中転げ回って遊ぶような環境にしてあげたかった。(とはいえ、結果としてこちらの保育園では本当に様々な経験をさせてくださり、感謝でいっぱい!英語の時間、体操の時間もあったし、創作はもちろん、食育や遠足もたくさんしてくれた!あればあったでやはり嬉しい。)
それから、強いていえば、細やかな日本人の先生の方が合うかもなと思ったのもあった。インターにいる外国人の先生たちは、皆とても熱心で懐深かったけれど、文化の違いでとてもさっぱりとしていた。自立を促すため、必要以上に手助けをせず、静かに見守ってくれていた。けれど、不安でいっぱい、甘えん坊な長男にとっては、話し方もお世話の仕方もめちゃくちゃ優しく丁寧な日本人(少なくとも入園前に利用していた近所の託児所ではその感じだった)の方が、安心感が高いかもと思ったのだ。

ロボロボくん

なんとか入れた保育園

2歳でインターに入れたため、保活初心者だった私。噂には聞いていたが、大変であった。詳細は省くが、予想外に不利となったのが、フリーランスだったこと。実績を作ってからでないと点数が低く出るのだが、子供がいるから実績が作れなかった。色々あるね。
というわけで、園庭のある第一志望の園には入れなかったので、数年前にできたばかりの新しい認可保育園に通うことに。そして結果的に、これが良かったと今でも思っている。

1クラス5人!日本人がいない公立保育園!

数年前に出来たばかり、どの駅からも遠い陸の孤島、園庭がない、などの悪条件?が重なり、ばっちりと定員割れをしていた長男のクラス。入園時のクラスメイトはなんと5名(確か定員15名とか)であった。
しかも土地柄、純日本人が少なく、長男入れて外国籍もしくはハーフちゃんが過半数を占める3名。
やがて、ひとりまたひとりと転勤やら転園やらで減っていき、長男が引越す時にはとうとう3名に。内訳も、日本Xニュージーランドハーフの長男(バイリンガル)、日本xカナダハーフの女の子(英語強めバイリンガル)、フィリピン人の男の子(英語のみ)の3名。子供同士は英語メインだったらしく、先生は「何言ってるか分からないんだけど、長男くんが通訳してくれてまーす。ははは。」と明るく仰っていた。色々大変だったろうな先生、と思うけれども、高額なインターナショナルスクールの意味って…と思うほどに、英語環境な認可保育園であった。
(現在港区近辺でインターナショナルプリスクールをお探しの皆様、あのあたりは公立認可保育園でも国際色豊かな園がいっぱいありますよ!と教えてあげたい。しかも手厚いし、丁寧だし、美味しい給食でるし!)
結果として、長男はこの園をとっても気に入り、行きたくてたまらない!とまでは言わないが、文句を言わずにサクサクと登園できるようになった。
どんなに園児が少数になろうとも担任と副担任の二人の先生がついてくれるため、それはそれは丁寧に接してもらっていた。
もはやベビーシッターレベルだよ!

工作、お絵描き三昧の日々

転園して一番よかったのは、大好きなお絵描きと工作の時間がたっぷりあること。
幼児期のスクールだと、創作の時間はあっても先生が決めたものを決めたスタイルで作ることがほとんどかと思う。(黒い画用紙にクレヨンを使って花火を描こう!とかそういうの)
息子はそいいうのも好きだけれど、好きなものを好きなように描いたり作ったりするのも大好き。
特に工作は大好きで、毎日じゃんじゃか面白いものを作って持ち帰るので、家は工作作品でいっぱいになった。また、保育園で用意してくれる材料を大量に使ってしまうので、空き箱やヤクルトの容器など、使えそうなものをしょっちゅう自宅からも持ち込んで寄付していた。
お絵描きと工作を毎日心ゆくまでやっている様子は、くら〜い顔でモンテッソーリ教具に向かっていた以前の息子に比べれば、ずっと華やぎ輝いていて、親の価値観を押し付けてはいけないなと改めて思ったのだった。(残念だけど)
そしてこういった、こういうの作ったら面白い!と思いついた気持ちが抑えられてしまうと、強いストレスを感じるのも、特性のひとつなのかもなと思う。
とにかく、「こうやったら楽しいよと言われてやってみたらまあまあ楽しいからなるほど自分楽しいんだ」みたいな、流れに身を任せる感じはあまりない子だったのは確かだ。
以前に通っていたモンテッソーリスクールでは、置いてある材料を使ってさあ好きになんでも作りたまえ!みたいなこと(ビーズを通すとか、紐を編むとか、職人的なものでない工作)はやっていなかったので、「息子はこういうのがやりたかったんだなあ」というのもこの時に思った。

工作で作ってきた「カメラ」

ブロック大好き!

もうひとつよかったのは、レゴなどブロック系のおもちゃが何種類も用意されていたこと。
当時の長男はロボット系のスーパーヒーローに夢中で、変形するロボットを次々とブロックで作成していた。すごいなと思ったのは、全てのロボットが変形もすることで、大抵の場合、乗り物もしくは動物の形から、2速歩行型のロボットに変形するように作られていることだった。
変形といってももちろん、部品を取り外して付け替えるだけなのだが;
・ついている部品は余すことなく全て使って新しい形になる
・変形の方法を完全に記憶していて、何回やっても同じ部品が同じ部分にきっちりと付け替えられ、何度でも2種類もしくは3種類の形を自由自在に行き来できること
が徹底されていて、この時期に、この子はオタクになるなと確信したものであった。
モンテッソーリ園にはレゴとか置いてないので、「ああ、うちの子はこういうのがしたかったんだなあ。」と、ここでも改めて親の価値観を子供に云々…。反省。

保育園でお昼寝をなくしてもらえた話

しかし、最後まで嫌がったのはお昼寝タイム。
とにかく、寝たくないんだよ!の気持ちでいっぱい。遊びたい気持ちが強すぎるし、頭の中はやりたいことでパンパンだし、おそらく感覚過敏もあって園ではなかなか寝られないのに、音を立てたり起きたりしてはいけないので、暗い静かな部屋で目を開けたままじっと息を潜めていたらしい。
確かに、そんな時間が毎日1時間以上あったら嫌だよね…。
この件については何度か先生にも相談したが、他の園児のお昼寝もあるのでなんとも…とのこと。それも理解できるので、そりゃあそうだよね、ってことにするしかない。
が、5歳のお誕生日を迎えると、ますます体力がつき、昼は寝られないものの、流石に横になって1時間もすればうとうとはするようで、それがパワーナップになってしまって夜の就寝時間がものすごくずれ込む結果に。覚えていないけれど、最後の方は8時にベッドに入っても寝るのは10時とかになってような気がする。
「早寝早起きを心がけましょう」とかいうお便りを園からもらうたびに、だったらお昼寝をなんとか…と思っていたし、流石にこれは…と思い、ネットで調べたら「5歳過ぎたらお昼寝はむしろ害になることも」というような記事がたくさん。そこで、いくつかの記事を集めて印刷し、保護者面談の時に持参してみた。
あくまでお願いだけれども、という前提で、これだけの根拠もあり、本人がお昼寝が嫌だから行きたくない、また、就寝時間が遅くなることによって朝起きた時に寝不足で(寝不足でも朝になると起きてしまう体質?なので寝坊ができない)機嫌が悪い、などの弊害も出ていて、配慮を検討してもらえないだろうかと伝えた。
その結果(その頃にはクラスメイト3名!になっていたせいもあるかもしれないが)、お昼寝したくない日はしなくて良いという配慮をしてもらえることになった。
他のお昼寝の必要な子達までが追随してしまうと困るので、一応一緒に横になるふりをするけれども、周りの子の寝息が聞こえてきたら起き出して静かな遊び(絵本を読んだりお絵描きしたり)はしても良いとのこと。
これで、息子がどれだけ救われたことか!
これをきっかけに朝の登園がますますスムーズになったほどだったので、息子の睡眠嫌いの根深さを、しみじみと実感した。
こんなにも寝るのが嫌いな幼児、いるのかな????

園では優等生?

というわけで、順調に馴染んでいった新しい園。
楽しく通えるようになっていったものの、自宅での違和感は募る一方。
その頃、2歳半離れた次男も少しずつ大きくなってきたのに、長男の意地悪は止まることを知らなかった。これはまたそのうち記事にしたいと思っているが、とにかく、「下の子が生まれると赤ちゃん返りが起こることもあるので、お母さんは上の子を優先してあげて」という育児書や記事を信じてずっと大切にしてあげていたけれど、生まれてからもう2年半経つのに変わらないよー!いったいいつまで意地悪を???とげんなり。
また、保育園にお迎えに行った帰り道は多動が本当にひどくて、歩いて大人の足で10分くらい、次男と二人だと20分くらいで歩ける距離が、長男と一緒だと45分はかかる。
うまく説明できないのだけれど、とにかくフラフラしたり、電柱の周りをぐるぐる回ったり、柵に登ったり飛び降りたり、落ちてるものが気になって戻ったり、急に走り出したり。何歳になっても一緒にまっすぐ歩けない。後に、「これは感覚探求なので、体の代わりに脳に刺激を与えてあげれば静かに歩ける」ことが分かり、「歩きながら算数の問題を出す」「車のナンバープレートを見てアルファベットでスペリングゲームをする」「クイズを出す」「しりとりをする」などをして脳に刺激を与えておくことで、良い感じに歩ける、ということに気づく(←6歳現在これをやっている)のだが、当時の私にはそんなことわかるわけもなく、危ない!待って!座らない!よく見て!歩く〜!と、叫びながら歩くので、帰宅する頃には喉が枯れる、という毎日だった。
当然、自宅でも多動全開!家の中は走り回るし、少しのことで癇癪を起こすし、生まれてこの方、(今でもだけど)我が家は基本的に長男の地雷を踏まぬように気を使って動いているのがデフォルトになっている。
それなのに。
それなのに!
保育園の先生にそのような話をしても「???」というご様子。
「いやむしろ、お着替えも誰よりもはやいし、お約束ちゃんと守るし、園では優等生ですよー。」(ニコニコ)
とのこと。いや、3名の中での優等生だし、先生方本当に優しくて可愛いし、話半分のところもあるとはいえ、園ではどうやら気になる特性は、全く出てない様子だった。

HSC?ADHD?

この頃、自宅で多動っぷりを見ていると、これは絶対にADHDだ!と思う。
でも保育園で特性なしと聞くと、親が神経質すぎるのかも?と疑う。
ADHDだったら保育園で特性が全く出ないなんて、ありえないよなー。と考える。
その繰り返しだった。

そんな私を見て友人が教えてくれたのがHSCという言葉。調べてみた時は、これかも!と心躍った。
特に、HSS型HSCというタイプ、男児はとりわけADHDと誤診されることも多いと本で読み、その線が濃厚だなと思っていた。
さらに調べてみると、両親、つまり私も夫も当てはまるところ多数。これはもう、家族ぐるみでHSC/HSPだろうよ。

その後、支援センターにてアセスメントを受け、感覚処理障害の可能性を指摘され、HSCでは説明仕切れないと感じることになるのだけれども、これくらいの年齢から少しずつ、
「単に長男の性格ではない。5歳になっても落ち着かないし、何かある。」
という確信がぐんと深まってくるのだった。

今後、支援センターでのアセスメントのことも、書いていきます。

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