WISC当日の様子

NZ教育
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WISCを受けたのは、ニュージーランドを発つ10日ほど前。
2日間に分け、それぞれ午前中に2時間半程度ずつ。
午前と午後に分けて1日で出来ないこともないが、本人がかなり疲れるので日を分けた方が良いとのことだった。

受ける前にコロナ陽性になってしまうと、受けられないまま日本に帰らなければならなくなるので、ドキドキしながら外出を控えて過ごしていたが、無事に受けられてほっとした…。

(レストランで待っている間にもポケカをやり続ける長男)

実施してくれた心理士さん

私たちはクイーンズタウンという小さな街に住んでいたので、ギフテッドスクリーニングの経験があるEducational Psychologist (教育心理学者)が、街にいなかった。
WISCを受けるだけであれば、他にも実施できる人はいたのだけれど、ギフテッド、とりわけ2Eの可能性がある場合は、判定も難しくなるかもと言われ、あちこちで「ギフテッドに詳しい」とおすすめされたEmrie de Vaal (Indigo) という方にお願いすることに。
会ってみると、優しいけれどさっぱりとしていて、話は的確だし、何よりご本人がギフテッド児の母ということで理解もあるし、私たち夫婦はとても良いと思った。

ただ、オークランド在住のため、年に数回の彼女のクイーンズタウンへの出張の時期を狙って予約を入れなければならず、コロナで一度キャンセルになったりしつつ、こんなギリギリの時期になってしまった。

部屋の様子

そういうわけで、検査をしたのは彼女が滞在していたホテルの1室。
リビングルームとベッドルームが分かれているお部屋だったので、そこのリビングルームの、ダイニングテーブルでの実施だった。
入ってみると、食洗機か洗濯機だかが回っているし、さっきまで朝食を食べていた形跡もあるし、ちょっとびっくりしたが、お家っぽい雰囲気がリラックスできてよかったし、色々な意味でニュージーランドっぽくて良い😇

Day 1

「風邪、もしくはコロナに罹り、中止になる可能性」「本人がごねて行きたくないと言い出す可能性」「行くまでの車で車酔いになって体調最悪になる可能性」など、地雷が多くてドキドキしていたのだが、体調崩すことなく当日を迎え、「優しいお姉さんとクイズ大会しに行くよ!」と伝えると、クイズ大好きの息子はご機嫌でついてきてくれ、車酔いもすることなく(車酔いになる寸前で到着)、なんとか会場に着いた。
1階ロビーで待っていると先生が降りて迎えに来てくれた。

ミニキッチンの脇を通り抜けて入ったリビングルームは、決して広くはないが、丸テーブルの両側にダイニングチェアが2脚、その隣に2人がけソファーがひとつ、大きな窓からは日光の入る、気持ちの良い部屋だった。

両親は在室していても良いし、外出してお茶をしていても良いとのことだった。
息子にどちらが良いか尋ねると、どちらでも良いとのことだったので、興味津々だった私たちはソファーに座って待つことに。

そして我々は、外出しなかったことを後悔するのだった…。

なぜかって、あまりに本人がふざけていたから!
初めの問題はタブレットを使って回答するはずだったらしいのだけど、ネットの接続がうまくいかず、先生が何度も「あれ?」と言いながら、あれこれ試していたのは確か。
そこでガクッと集中力が途切れたのも仕方ないとは思う。
というか、これでちゃんとした数値出るのかな、と不安になったけど。

いや、それにしても。

口頭での質問にもふざけて「わからなーい」とか言ってるし。
椅子にずるずると沈み込み、挙句の果てには床に寝そべってるし。
ニヤニヤしながら「終わった?もういい?」って聞きまくるし。
とうとう部屋のドアまで歩いて行って「もう帰ろうかな〜」とか言ってヘラヘラしてるし。
もうほんと、申し訳ないやら、恥ずかしいやら

「ギフテッドかもとか思っててごめんなさい。やっぱりただの発達障害でした!」
って言いたくなった…。

しかしお喋りするわけにもいかないので、夫とは隣り合わせに座りつつLINEでやり取りをしていたのだが、このやり取りを見返しただけで、私たちの絶望が伝わると思うので、ここに掲載します…。
白いのが夫、緑が私です。


やがて、本格的に難しくなってくると、ますます姿勢も崩れていて。
もうこうなったら、知能を測るというよりは、全くマスキングしていない状態のこの子を見てもらえてよかった…と思うのみだ。

諦めの境地の私たちの会話。

ちなみに、すごいあくびをしていたのは、夫ではなく息子です。念の為。

(そして、夫とのLINEはほぼ日本語。会話は80%くらい日本語。)

Day 2

2日目は、朝から本人が少しぐずっていて、行けなかったらどうしようと焦ったけれど、終了後にドーナツを食べることで交渉成立(?)し、無事に辿り着いた。

しかし、前日に輪をかけてフラフラしていたので、親がいない方がちゃんとやるかも?という希望にかけて(というか、態度が酷すぎて見ていられなかった…)、私と夫は外出することに。
(健康な状態で送り届けた。親にできることはここまでじゃーという気持ち。)

少し早めに戻ってみると、まだ途中だったのだが、相変わらずのふざけっぷりだったので、外出して正解だったと思う…。

こんな感じの2日間。

そして次回、WISCの結果へと続く。



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