新担任とIT担当の先生に面談、そしてGATEについて

NZ教育
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(ちょっと前の話ですが)
新学年になって2週間、新しい担任との面談があった。
前回は本人も含めてのゴール設定が目的の面談だったけれど、今回は、子供について知ってほしいことを担任に伝えるための面談だそうだ。
今はコロナのせいでお迎えの時も教室に行かず校門までなので、親は先生と顔を合わせることもなく、学年の初めにこういう面談を設定してくれるのはとてもありがたい。

面談予約

予約は毎回、ネットで行う。
予約サイトのURLが一斉にメールとアプリに送られてくるので、子どもの名前とメールアドレス(だったかな?)で登録して、自分の希望する日時を予約する。
既存のアカウントにログインではなくその都度登録なので、ログインできない!とかがなく、むしろ楽ちんかも。予約すると確認メールが届くので安心。

(メールを一晩とか放置してしまうと、もういっぱいになって希望の日時が取れないので、次男のお迎えの時間もあり、待つことが苦手な長男もいる我が家では、メールが来た途端にそれっ!と予約を入れる。
我が家は対面で行ったけれども、コロナのため電話やzoomでの面談も可能。)


またこの時に、校長、副校長、各専門教員など、担任以外の先生もブッキングすることが出来るので、もしも話したい相手がいれば予約をして話すことが可能。
これは、とっても良いシステムだと思う。
担任よりも直接話したい相手や、担任経由で話を通すとなんだか大ごとになってしまいそうな場合など、ちょっと話して感触見てみたい、くらいの時に、気軽に相談できるのは嬉しい。

私たちは今回、IT担当の先生にも予約を入れてみた。
長男はコーディングに興味があり、スクラッチやコードスパークなどのアプリをたまにやっているのだが、私も夫も特にITに強いわけではなく、今後の進め方に限界を感じている。
プログラミング教室などがあれば、ぜひ行かせたいのだけれど、田舎の小さい街では子ども向けのものはないようだ。多動やコミュニケーションの苦手さを考えると、まだオンラインクラスも不安だし。
また、未だに実体の見えてこない学校のGATE(Gifted and Talented Education) プログラムに関しても、
何か良いアドバイスをもらえればという気持ちで面談を申し込んだ。

ちなみに、どちらも時間は10分という短さ。とりあえず、短くて良いからみんなに会い、必要とあらば別の面談をリスケしようということだろう。十分。

担任との面談

新しい先生は、若くて可愛くて優しそうな先生であった。
しかし、発達障害、2E、ギフテッドに関して名前は知っているものの、特別に深い知識や経験はないそう。(尋ねた)
GATEやMind Plus(ギフテッド児のためのNPOによる全国規模の特別プログラム)のことも知らない様子だった。
まあそんなこともあるよねー😊(想定内)
どこまで話すか迷ったけれども、昨年の良い経験(知識はないけれど全力で協力的)があったのと、今年もおそらくGATEへの申込み云々でいずれ話すことになると思うので、割と率直に、包み隠さず概要を話した。

席に座ってこんにちはと挨拶した後、先生が開口一番
「長男君は、ええっと、とても頭が良いですよね」
と言ってくれたので、なるほどスタート2週間で先生にそう言わせる程度には、問題なく能力を発揮できる環境なんだな、という安心はした。
そこから、「理解ははやいと思うので、どんどんチャレンジさせてほしい」からの「そうですね分かりました!」の流れは、とてもスムーズだった。
学校全体で、できる子にはどんどん挑戦させていこうとの前提があるのを感じて良い。

生活態度について聞いてみると、こちらも学校では問題なくよく出来ているとのことだったが、次のことを伝えた。

  • 家での「アフタースクールメルトダウン」について
  • 感覚過敏、感覚処理障害による学校でのストレスが実はあること
  • そのためイヤーマフ、チューイングネックレスなどを持たせていること
  • 感覚探求があるので、ソワソワしているようなら、休憩時間を挟む、教室の外に出るお使いを頼むなど、可能であればしてもらえると嬉しいこと
  • 非同期発達により社会性に困難あり、大人数のお友達の中に入って行くのが苦手なこと

家で特性が出ていることに関して、話す必要があるか悩んだけれども、理解が速いので難しい課題を与えてくれ、とだけ言うのはどう考えてもモンペと思われるだろう〜と思ったので、全てセットで特性だという話を軽くした。

それから、こちらも迷ったのだが、息子のために作った絵本『ぼくのなまえはルーミー:ニューロダイバースなぼくの話』も渡し、後で読んでもらえるようにお願いした。

(本人には先生に見せて良いか確認済み)

これは、もちろん長男について知ってもらうためでもあるが、わたしたち両親が彼とどのように向き合っているか、とりわけ彼のどんな問題と向き合っているかを、知ってもらうのに良いと思ったからだ。

10分間なので多くを語る時間はなかったけれど、伝えたいことは伝えられたのと、先生が真剣に話を聞いてくれて「長男君のことを色々と話してくれてありがとう」と、何度も言ってくれたことで、ほっとした。

その後、コロナもあって先生と会う機会もないのだが、モンスターペアレンツと思われていないと良いな、と思っている😊

ちなみに、スムーズに行われた面談であったが、一番驚いたのは、前の担任より彼についての申し送りが一切なかったと聞いたことだ!
え、そうなの???
まあ確かに、成績も態度も問題ないからかもしれないけれど…。
これが、よくも悪くも大らかなキウイスタイルか、と思うよね😊

IT担当の先生との面談とGATEプログラム

翌日は、IT担当の先生との面談だった。
正直言って、こちらは微妙であった。

長男は数字に強く、コーディングやプログラミングに興味あり、自宅でスクラッチなどをチュートリアル書籍を見ながらやっているが、次の一歩が進めずにいる
知りたいのは、今の興味を深めるために、家でできることおすすめのアプリやサイト学校でのコンピュータークラブ的なものがないか、もしくは民間でもおすすめの習い事などがないか、など。
とにかくなんでも良いのでアドバイスがあれば教えて欲しい、と尋ねてみた。
しかし、学校で出来ることは僅かであること、そもそもICT予算が厳しく、パソコンも不足しているため10年前のパソコンを使用していた(最近やっと、新しいものが数台入ったらしい)などを、話してくれた。
また、地元には学校、民間ともに、プログラミング教室的なものは存在しないと。
予想はしていたものの、ガッカリであった。

しかししつこくしつこく「何かあるはずでは???」という気持ちで尋ね続けたら、アプリとしてはScratch Jr.とTynkerを提案してくれた。そして、学校で生徒たちが使っているシェアページを見に行くと、興味のあるものが見つかるかも?とのこと。
Scratch は既にやっているので、家でTynkerをやらせてみようと思った。

また、GATEプログラムについて知っているか聞いてみた。
ギフテッドの子であればICTに興味ある子は多いだろうと予想できたので、ICT専門教員なら何らかの形で関わっていることを期待したのだが、答えはNoであった。
しかも、「この学校でのGATEプログラムはチェスをちょっとやるくらいで、あまりGATEが尊重されていない」とのことであった。
がーん…。
しかし、昨年も担任とギフテッドという言葉を使って話、Mind Plusのために校長の署名をもらったのに、学校側からGATEについて一言も言及がなかったことを考慮しても、十分に予想できたことではあった。

息子の通っている学校、大らかだし先生たち明るいし、大好きだ。
保護者への連絡等もほぼ全てオンラインだし、子供たちは積極的にタブレットを使っているようだし、ICT進んでいるなと思っていたが、国の政策でここまで来ているだけで、現場レベルではICTに力を入れているようには思えなかった
というか、手が回っていない、というのが現状なのかもしれないなあ。

今年のこれから

今年、飛び級をしないことに決めたのも、友人関係のこともあるが、Mind Plusと飛び級の両方では負担が大きかろうとの想いがあったからだ。今年に入ってからMind Plusが中止になり、学校のGATEも期待できず、なんだかしょんぼりだ。
今のところ、息子は楽しそうに学校に通っているものの、家ではイライラしている様子も見られ脳が退屈しているんだろうなと思える節も大きい。
今年いっぱい、彼の欲求を満たせる何かを再び探してみる(Outschool登録してみた!)が、時期を早めて日本に帰国してみるという方法もあり、またまた迷う毎日。

「ふりだしにもどる」感、高いな…。

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コーディング、プログラミング、学ばせてあげたいなあ。
まだちょっと多動とかがあるので本当は対面希望なんだけど、興味があればオンラインでもいけるのかな???
こちらのオンラインスクール、まだちょっと早いかもだけど、もうちょっとしたら行けそうな気がする。
初心者のためのScratchコースから、中級上級のHTML/CSS/Javascript、ITパスポート取得コースまで、進んでいけるのが楽しそうだし、なぜか女の子限定コースもあって、IT女子には気が楽なのかな😊
無料体験会がマンツーマンで90分というのも良いし、その後、体験クラスは、1ヶ月4回の通常クラスを5500円(通常13,200円)で体験できてしまうのも、素晴らしい。
あと1年くらいしたら、受けてみたいからメモしとく。

うちの息子、こんな子です😊
絵本を作ったので、よろしければ読んでレビューなど書いていただけますと、似たようなお子様をお持ちで悩んでいる保護者の方に届きやすくなるかと思います。
(Kindle Unlimitedにも入っています)

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