水曜日から、ニュージーランド全土でロックダウン。
3日目の昨日、プラス4日の延長が発表された。
庭も十分に広いし、スーパーのデリバリーもあるし、東京にいた頃のようには困ってはいないのだけれど、子供たちは退屈気味で相手するのに疲れたので、本日は軽く。
長男が現在行っている療育
感覚アセスメントの結果が出て
「ギフテッド疑い濃厚だけれども、正式なギフテッドアセスメントは6歳半〜7歳まで待ちましょう」
と言われたので、とりあえず今は、週に1回の療育のセッション(45分)を全10回の予定で行っている。
療育は、OT(作業療法士)さんが自宅まで出張?して来てくれるマンツーマン。
息子は若くて可愛いお姉さんが、お気に入り。
内容は2つ
・原始反射の統合
・感情コントロール
原始反射の統合
原始反射の統合エクササイズについては、以前に書いた記事(「原始反射と発達障害:1(緊張生迷路反射)」と「原始反射と発達障害:2(脊椎ガラント反射)」)の通り。
自宅では、毎日寝る前に5分くらい。
初めは、絶対に面倒くさがるだろうと思っていたが、2週間以上経った今、本人もすっかり慣れた様子で自主的に行うようになってきた。
さすがに、そばで見ていないとやらないが、初めは私か夫が一緒に同じ動きをやっていたのが、今は一人でサクサクと進めている。
どの動きもなんだかすっかり上手になってきた。
これは、統合がされてきているということなのか?
もしくは、ただ単にこの運動に慣れてきただけということか、よく分からない…。
あとは、週1のセッションの時に多分15分くらいはOTさんとも行っている。
自宅でやっていることの確認以外に、ヨガボールなども使って他の運動もやっている様子。
このヨガボールが曲者で、これを出すと大興奮してしまい、リビングでボールを投げたり蹴ったりして大変だ。
楽しそうに奇声をあげるのを隣の部屋で聞きつつ、療育1回分の料金を45で割ると1分あたり…とか、計算しそうになっては自分を制してやめさせる。
他の子もこんななのかな?
感情コントロール
親がそばにいると甘えて多動になったり、真面目に取り組めなくなったりするので、療育が始まると、私たち夫婦は次男を連れてベッドルームに隠れることにしている。
ので、細かいことは分からないのだが、階段の影に隠れて耳をそばだてている夫(心配性)によるとこんな会話をしていたらしい。
OT「知らない場所に初めて行く時、長男くんはどんな気持ちになる?」
長男「???」(何を聞かれているのかよく分からない)
OT「私はね、緊張して、心臓がドキドキしたり、息がしづらくて苦しい気持ちになるよ。」
長男「わかったわかった!僕はね、知らない場所に行くとね、脳の中が、こーんな感じになるんだよ。」
と言って、突然部屋中を走り回り、ソファーからソファーへと飛び回る。
そうなのだ。
長男は、スーパーとか、デパートとか、お祭りとか、知らない場所に行って緊張し、なおかつそばに両親がいると(両親がいない時はすごくおとなしくしているらしい)、多動になるのだ!
しかも、「気持ちが」ではなく「脳の中が」と言うあたり、何が起こっているのか、一生懸命に彼なりに説明しようとしているのだな、と思った。
こうして、気持ちを態度や行動で示すのではなく、言葉で示すという練習をしていくのだそうだ。
弟に対してすぐに手や足が出てしまう長男。
療育もまだ2回しかやっていなくて、その後、OTさんの体調不良、コロナでロックダウンと、2週続けてお休みになってしまったが、残り8回。
今後、どう変化していくか(期待しすぎない範囲で)楽しみにしている!