脳に刺激が必要な6歳児の、だるまさんがころんだ

発達凸凹
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家族4人で庭で遊んでいた、ロックダウン中のとある小春日和。
(ニュージーランドは現在冬の終わりに差し掛かっています)
行われていたのは「What time is it Mr. Wolf?」。
(日本では「おおかみさん、今何時?」と呼ばれていると思う)
「だるまさんが転んだ」によく似ている遊びだ。

幼児に好まれる、至って単純な遊びなのだが、それでは脳への刺激が足りない長男がマイルールを編み出していた。
そんな長男のマイルールと、マイルールを作らずにはいられない長男の特性について、書いてみます。

先日、めちゃくちゃ色の濃い虹が出ました!

オオカミさん、今何時?

そもそも、これがどういう遊びかというと;

1)オオカミ役が鬼になり、他の子達は離れたところに1列に並ぶ。
2)子どもたちが「What time is it Mr. Wolf?」(オオカミさん、オオカミさん、今何時?)と聞くと、狼が時間を答える。
3)1時と言われたら1歩、5時と言われたら5歩、子どもたちはオオカミに近づいていく。
4)十分に子供達がオオカミに近づいたところで、狼は「It’s snack time!」(おやつの時間!)と叫んで、子どもを捕まえに行く、子どもたちはキャア〜と叫んで逃げる。

という遊びだ。

これを2回くらいやったところで、長男は既にすっかり飽きた様子。
ふざけて「100万時〜」と叫んだり、芝生をゴロゴロ転がったりし始めた。
長男だけならこれはこれで仕方ないなで済むのだが、3歳の次男(定型発達)はまだまだ普通にルール通りに遊びたくて微妙な表情。そして普通に遊べるし。(さすが定型児!)

どうしたもんかと思っていると、長男が
「今度は僕がオオカミになって、僕のルールでやる!」
と言い出した。

複雑すぎる僕のルール

OKと言って「僕のルール」を聞いてみると

*「What time is it」(今何時?)ではなく「What’s your word?」(どんな言葉?)と聞く
* オオカミは「韻を踏む言葉」を2つ以上言う
* 子どもたちはその2つの言葉の音節を数えて、音節の数だけ前に進む

例えばオオカミが
「The cat in the hat」
というと、この文章の音節は5つあるので、5歩進む。

英語圏の小学校では就学するとすぐに「韻」と「音節」について教え始めるので、息子にとってはホットな話題なんだと思うけれども、それにしても変わった子であるよ。
これ、多分、学校の同級生にやろうって言ってもやりたがらないと思うのだ。

当然、次男も全く理解できず、1回やったところで、ふいっとどこかに走って行ってしまった。

退屈する脳

脳の刺激が足りてるかどうか。
長男の行動を決めるのは全てそこだ。

・退屈すると、刺激を求めて体が勝手に動く。
・脳に十分な刺激があれば体は静止する。


その理屈に気づくまでに何年もかかってしまったが、気づいてしまえばあまりにシンプルなその理屈に驚愕するほどだ。

上述の「オオカミさん今何時」でも、普通に遊んでいるだけでは刺激が足りなくて多動が出てしまう。
大人が子供とシンプルな遊びをしていると退屈で辛くなってしまうようなものだと思う。
大人だとむしろ眠くなったり、しんどくて座ったりしたくなると思うのだが、長男の場合は感覚探求があるので、刺激を求めてとにかくソワソワくねくねし始める。

電車やバスなど公共交通機関での多動もものすごかった。
とにかく立っていればウロウロするし、椅子に座るとずり落ちたり、横になってみたり、両足座面にあげようとしたり。
発達検査の時に
「普通の子どもは、電車の揺れや周りの人々、移り変わる窓の外の景色などが十分な刺激になるのですが、長男君はそれだけでは刺激が足りないので、無意識に体が刺激を探しに行ってるんですね」
と言われ、妙に納得したものだ。

年齢と共に身につける問題解決能力

乳幼児期は感覚過敏により、やたらと機嫌の悪い子どもだった。
親としては不機嫌な理由も分からないし、お互い疲弊するばかり。
しかし、年齢と共に、「眩しければ目を閉じる」「うるさければ耳を塞ぐ」「臭ければ鼻をつまむ」等の「問題解決能力」を自ら身につけると共に、不機嫌な時間も少しずつ減っていった。

就学して更なる知恵をつけた今、退屈なゲームの時は、自らルールを複雑にするという問題解決方法を自分で見つけたということなのだろう。
とても素晴らしいとは思うが、いかんせん、精神年齢が追いついていないので、自分ルールに変えた時の周りの反応が見えていないのが、心配だ。

今のところ、学校のお友達とは学外でほとんど会うこともないし、学校では休み時間に遊ぶだけなので、ものの30分程度、きゃあきゃあと追いかけっこをしていれば楽しい様子だが、これから年齢を重ねていく上で、自分のしたい遊びとお友達のしたい遊びとの間に、乖離が生まれて来るような気がする。
これについても、周囲と上手に付き合っていくための解決方法を、いずれは自分で見つけてくれると良いなと思ってはいるが、親としては、最大限に気をつけて見守っていこうと思っている。

なんとか彼なりの生き方を、気持ちの持ち方を見つけ、美しい人生を楽しめますように!!

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