WISC-VとWIAT-III

発達凸凹
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分かりやすいだろうと思って「WISCを受けた」と書いてきているが、担当医は「ギフテッドスクリーニング」という言葉を使っていた。
ギフテッドかどうかを判定するためのテスト、ということだ。
そして、なぜ2日間もかかったかというと、WISCともうひとつ、WIATという検査も実施したからだ。

2つを受ける理由

WISC(Wechsler Intelligence Scale for children=ウエクスラー式知能テスト) は日本でも有名で、子どもの発達検査としては最もポピュラーなものだと思う。
一方、WIAT(Wechsler Individual Achievement Test)とは、アカデミック・パフォーマンス、つまり学業として、口語・読み・書き・算数のレベルがどれくらい達成されているかを調べるテストだと説明された。

ざっくりとだが、WISCで地頭(本来持っている能力)を、WIATで学業成績(実際に発揮されている能力)を確認することで、その結果に乖離がある場合には、何が困難になっているのか、ADHDやASDもしくは発達障害に伴う特性が学びを妨げていないかや、LD(学習障害)などを持っていないか、などを調べるのだと私は理解した。

もちろん単純に、WIATの結果を見ることによって、その子にどのような学びが必要なのかが明確になることが大切なことは言うまでもない。
平均から上や下に外れている場合、その子のレベルに合った適切なサポートを受けられるようにするのが、子どもの学ぶ権利を守るということになるからだ。

WIATの指標

大きな項目としては下記の5つになる。
(括弧内は息子の評価。実際には、その隣に具体的な数値も記されている)

  • Oral Language Composite Score (High Average)
  • Total Reading Composite Score (Extremely High)
  • Written Expression Composite Score (Extremely High)
  • Mathmatics Composite Score (Extremely High)
  • Math Fluency Composite Score (Extremely High)

というように、これだけ見るとめっちゃ優秀な感じなのだが…。
学校の成績は全然そんなことなく、かなり「平均点もしくはそれよりちょっと上」くらいの印象だから、もしかしてうちの子も、公立学校に通っていたりしたら、俗に言う「アンダーアチーバー」のカテゴリーに入るのかも。
(現在、テストも通知表もないオルタナティブスクールに通っているのでよく分からん)

下位検査項目

参考までに、下位検査含めた結果の表はこちら。
下位項目まで見ると、明らかに凸凹が見えてきます。
(具体的な数値は入れていません)

IQスコアとパーセンタイル

実際のレポートでは、右端にあるRangeの右隣に、パーセンタイル数値が入っている。

驚いたのだが、はじめに受け取ったレポートでは、WISCもパーセンタイルのみが入っていた。
(パーセンタイルとは、簡単に言うと、下から数えて何%目にいるかを示す。ギフテッドの判定ラインとよく言われるIQ130は人口の2%なのだが、この場合、パーセンタイルは98%となるはずだ。)

日本に持っていくにあたり、IQスコアの方が一般的なのでIQスコアで入れて欲しいとお願いしたところ、WISCの結果はIQスコアで返してくれたが、WIATに関してはパーセンタイルのままだった。
理由を聞いたところ、ほとんどの人はIQの数値を見てもピンと来ないが、100人中の何番目、と言うパーセンタイルの方が立ち位置が分かるから、とのこと。確かに!

これから、個々の数値について色々と考察し、得意不得意を見つけ出し、何が困難となっているのかどんなサポートや練習が必要なのか、知っていきたい。

次回は、結果についての考察を書いていきたいと思っている。

ギフテッド関係書籍、貼っておきます!


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発達障害グレーゾーンで、不登校で、ギフテッド。 「浮きこぼれ」君と勉強       

そして、息子のために作った絵本。
外での困りごとも増えてきて、周囲の人に理解を求めるために。
そろそろアップデートが必要だね、と本人に言われた…。


ぼくのなまえはルーミー : ニューロダイバースなぼくのはなし
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