ニュージーランドの広い家と、東京の騒音事情

NZライフ
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こちらへ引っ越してきて、何より嬉しかったのは、一軒家に住めたこと。(どれくらいの滞在になるか決めていないので、とりあえず今は義両親のホリデーハウスに住まわせてもらっている。本当にありがたい!)
たくさんの寝室に加え、子どものプレイルームに使えるガレージ付という、かなり広い家。もちろん、前にも裏にもお庭がある。

東京港区の住宅事情

東京は港区西麻布という、都会のどどど真ん中どどーん!という環境に暮らしていた私たち。
(自宅は3面採光でとても明るいし大きなテラスがあるけれど、建物自体は相当古く、私が生まれるより前に建てられた、かなり年季の入った古ーいマンションだった。ので、おそらく大方の人々が考えるほどには高額ではない賃貸マンション。)
生まれてこの方、自宅から徒歩5分にある六本木ヒルズを庭にして育ってきた息子たち。(六本木ヒルズ!ミッドタウン!歩道は広いしベンチもたくさんあるし公園もあるしカフェもあるしおむつ替えコーナーもキッズルームもある。実は六本木、息の詰まりがちな育児中ママには素晴らしい環境!たとえお金持ちでなくとも!)埼玉の田舎、茶畑の中で育った私からすれば、息子たちシティボーイだな〜かっちょいいな〜うらやま〜という感じだった。
けれど辛かったのは、マンションで下の方から音の苦情が出てしまっていたこと。そもそもとっても古い建物で、壁も床も天井も薄かったことに加え、多動傾向がある長男は、相当うるさかったはず。私たち夫婦も、下の階の方々(優しい老夫婦のお二人だったのに)に申し訳ない気持ちと、悪いことしているわけではない(ただ元気に遊びたいだけ)のに子どもたちを叱る罪悪感の板挟み。新型コロナでステイホームが叫ばれ、それが長期化するにつれ、このストレスはマックスへ。
この騒音問題は、日本を発つ時に私たちの背中を大きく押してくれた出来事のひとつだった。

ニュージーランド住宅事情

現在、一軒家になって音を気にしなくなったことで、親の私たちは心の平和を、子どもたちはバタバタ走っても叱られないばかりか、親が一緒になって走り回ってくれるという環境を、手に入れた。
今現在、子どもたちの一番のお気に入りの遊びの一つは、モンスターごっこ。パパをモンスターに見立てて追いかけ合う、ただそれだけの遊びだが、家の中も外も使うのはもちろんのこと、ありとあらゆる戸棚の中に隠れたり、庭の木に登ったり、使えるものは全て使っての全力モンスターごっこ。ゲラゲラ笑いながら、真っ赤なほっぺたで全力疾走の息子たち。それを見るたびに、引っ越して良かった!と強く思う。
デメリットがあるとすれば、掃除が大変なこと…。引っ越して初めの2週間くらいは、毎日ふくらはぎがぱんぱんに。子どもの散らかしたおもちゃや、脱ぎ散らかした洋服を集めて歩くだけで、足が疲れる…。引っ越したばかりで何がどこにあるかちゃんと把握していなくてウロウロしていたのも原因かも。床が硬いウッドやタイルなのも原因であろう。私の加齢だけが原因とは思いたくない。
今では靴下2枚にルームシューズで足裏対策もバッチリ。 ものの置き場所も定まってきたので効率よく立ち回れるし、何より足が強くなってきた!(多分)

変わったのは親の心構え

3歳と6歳(多動あり)の男児を抱える我が家にとって、子どもがバタバタと好きなだけ体を動かせる家に住むことは、子供にとっても親にとっても、本当に良い決断だった。東京にいた頃は、いかにして子供に親の指示を通す(「静かに歩く」とか)かに苦心していたが、今はいかにして環境を子供に合わせるか(壊れそうな家具はガレージに持っていくとか)にフォーカスしている。
親の根本的な心構えが変わったし、変わることが許される環境になったわけだ。
この方がはるかに気分が良いんだな〜。
感覚探求(脳が刺激を求めるので激しく動き回る)の長男がいる我家のような家庭は、向こう数年はもう集合住宅には住めないと思う。たとえ日本に戻っても。
っていうか、小さい時から一軒家のみなさん、羨ましい!!

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