今日は、発達凹凸関係ない、ニュージーランドの学校や園での、お誕生日のお祝いのお話。
次男の通う保育園から、コロナが落ち着いてきたのでバースデーケーキの持ち込みがOKになりました、という連絡が来た。
バースデーケーキは持ち込みで
子どものお誕生日を園でお祝いしたい場合、親がケーキを持ち込んでみんなで食べるのがOKとされている。
日本で通っていたインターのプリスクールでもそうだったので、英語圏ではよくあることだと思う。
前のプリスクールでは、大きなデコレーションケーキを持ち込み、ドレスを着せる親もいれば、可愛いカップケーキのこともあったり、素朴なバナナケーキのご家庭もあったり、本当にそれぞれだった。
(ちなみに我が家は家でお祝いすればそれでよしの主義なので持ち込んだことはないが、子どもたちが文句を言う様子もない。
そういう家ももちろんあるし、それで子ども同士妬んだりとかも、今のところ聞いたことない。)
次男の通っている保育園は、NZでは珍しく保育園で調理されるヘルシーなランチが供される園なのだが、ここ数年、ゴールド・ヘルシー・ハート・アワードという賞も受賞するくらいに健康な食生活を謳っているので、バースデーの持ち込みについてこんなガイダンスがあった。
保育園からのガイダンス
ゴールドハートアワードのポリシーに則り、こちらの保育園に甘いお菓子の持ち込みはご遠慮いただいています。
アレルギーのある子供や、各家庭のポリシーもあるので、甘いおやつはご家庭にてお楽しみくださいね。
ケーキの持ち込みがなくても、保育園では、
・粘土のケーキを作ってキャンドルを立てます
・スペシャルマットタイムにみんなでバースデーソングを歌います。
そのほか、もしも何かお家から持ち込みたい場合は
・風船やパーティーハット
・ディスコパーティーをするための、お気に入りの音楽
・フルーツや野菜のプラッター
・お砂糖の入っていないフルーツケーキ(砂糖なしのバナナケーキなど)
などをお勧めします。
日本とニュージーランド、文化の違い
まあ、ここまでしっかりしているところはニュージーランドでは珍しいかな、と思う。
たぶん、多くの保育園では、お砂糖少なめでお願いね、くらいではないかな。
(そういえば、卵アレルギーの子どもとかはどうしているのかな?)
こうして親がそれぞれに持ち込むので、子供は割としょっちゅう、今日は誰々ちゃんのお誕生日だったからケーキ食べたよー、と嬉しそうに教えてくれる。
長男ももう小学生だが、学校でも、時々お友達のお誕生日だったと言い、ケーキを食べてきたり、お菓子をもらってきたりする。
小学校は特にガイダンスもないようで、え?と思うようなお砂糖べったりのものをもらってくる。
あ、そもそもカップケーキデーというものがあり、寄付金集めのために年に何回か子どもたちがカップケーキ販売をするのだが、それも相当なアイシングだ。
日本だと、「各自ご自由に」に慣れていないので、親は何を持ち寄るか持ち寄らないか、悩みそうだ。
何より、子どもの間で競争が始まるとトラブルのもと、とか、よくわからない理由で瞬く間に禁止になりそう…。
と思っていたら、昨夜ちょうど、こんな記事を見つけた。
中学に自販機で賛否 脱水予防で歓迎、お金のトラブル懸念 設置後に撤去も
おお〜、なんて日本らしい!と思ったニュース。
まだ起こっていないトラブルについて考えすぎて、ぐるりとまわって禁止にしちゃうの、あるあるだよねーと思うけど、夫にその感想を伝えたら、「君もそういうところあるよね」と言われ、どきっ。
ほんと、そうなのよ!!
子どもの頃から、これでもかってくらい刷り込まれているから、元々の臆病な性格と相まって、自分でも嫌なのよ。
だからこそ、私によく似た、真面目で臆病で融通の効かない長男には、できるだけ大らかな文化で育ってほしいと願ってしまうのだ。
でも、今このニュースを探すために検索していたら、自販機を設置している中学校いくらでも出てくるので、このケースが特殊だったのかな?とも思うけど。
自販機を撤去するのではなく、自販機ごときで問題を起こさないような中学生の育成を、目指してほしいなり。
そして、最近なんか、ニュージーランドの良いところを探そうとするあまり、なんか日本のダメ出しみたいになってしまって実は不本意。
日本の教育も素晴らしいものいっぱいありますよー。
大好きですよー。
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ハート型が可愛い!
こういうシンプルだけど気の利いたケーキ、日本ならでは!
外も可愛いけど、切っても可愛い!
日本にいたら長男はきっとこういうの欲しかったはず。
これが食べられるなんて!
こういうのは本当に、さすが日本!さすが日本!さすが日本!と思う。