とある友人が、最近WAIS(ウェクスラー式知能テスト)を受けたらしい。
彼女は、仕事は優秀で、素敵なママで、性格もめっちゃ良くて、あろうことか美人という、何を悩むことが?と思うような女性なのだが、本人としては悩むところあって医療機関にて相談してみたら、WAISを勧められたのだそう。
発達障害かも、と思ったら
本人はむしろ自分が発達障害ではと疑っていたらしいのだけれど、蓋を開けてみたら単に高IQだったことが判明した。
結果の数値と、それに伴う医師からの説明を聞いた彼女は、これまでの様々なことが深く腹落ちし、人生のあらゆる面において深い気づきがあったのだそう。
これからの仕事や育児についても、とても役立つ気づきであったらしい。
日頃の聡明な彼女を知っている私としては、そりゃあそうでしょ高IQだと思ってたよ!というのが感想ではあるが、えっ!と驚く彼女本人の反応に関しては、何だかわかりみの深い話で深く頷けた。
ニューロダイバースは遺伝することも多いという。
私自身も、息子のために色々とリサーチを進めるにつれ、フラッシュバックする自分の子供時代。
すれ違う会話、空回りする努力、生きづらさ、孤独感…。
本やネットでこんな言葉を目にするたびに思う、知っているこの感じ。
もしや私も…。
と、思ったことは1度や2度ではない。
何となく目を逸らしてきていたが、自分自身も相談に行ってみようかな、と思った出来事だった。
WAISによる気づきを多くの人に
件の友人は、会社の社員採用時に検査を実施したら良いのでは、と言っていた。
成人ギフテッドのMAIさんのインターンされていた会社も、そんなことをされていたので、
うんうんいいね!
と思ったのを、覚えている。
全社員が受けるって、すごいなあ。
確か、本人の希望によって結果を会社に対してオープンにするかどうかは決められる、みたいな話だったと記憶している。
会社にとっては、ふるいにかけるというようなネガティブな意味ではなく、個々人の強みを明確にし、適材適所を推進することができる。
個々人は自分のことを深く知る良い機会となり、よりハッピーな人生につながる。
前向きで行動力のあるベンチャーなどなら、相当に相性が良のではなかろうか。
ベンチャー社長のADHD率は相当高いらしい、とも聞くし。
IQが能力の全てだとは全く思ってないし、能力を測るのに他にたくさんのツールがあるのも承知だ。
当然、数値で測ることができない能力があることも。
しかし、そんな中でも、自分を知るためのツールは一つでも多いにこしたことはないし、長らく使われ改良を重ねられているこの検査から見えてくるものには、絶対ではないにしても、いくつかの側面に対して一定の信憑性があるのは確かだ。
検査自体がまあまあ高額で、とりわけ社会に出たばかりの若い人が気軽に個人で受けたりはしない検査だと思うので、入社時に会社のサポートにより自分を知る一助を得られるのであれば、すごく良いことなのではないかな。
とにかく自分を知り、自分を愛することは、幸福への大切な一歩だと思うので、自分も息子たちも、自分を知るのに有効だと思える手段は、恐れずに活用していきたいものだ。
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