ワンデースクールでマスキングをしなくなった長男

NZ教育
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ギフテッド児向の塾を発見!」で書いたように、週に1回、学校を休んでワンデースクールに行き始めた長男。
昨日ちょうど3回目の受講だったのだが、今朝、塾からメールをもらった。
刺激過多のサインを授業中に出し始めたというのだ。

先生からのメール

メールは、風邪で休んだ先週の授業内容に始まり、現在の算数と英語の進み具合の説明、そして昨日の様子へと話題が移っていった。

「昨日、帰宅してからの様子はどうでしたか?」
に始まり、授業中の様子がこう書かれていた。

今日は授業中に刺激過多になっている兆候が見られました。
椅子でゆらゆらと揺れたり、眩しすぎると言ってテーブルの下に潜ったり、発言の順番待ちの最中に本をパタパタと開閉したりといった様子です。
他人を傷つけることなく感覚探求が出来、本人が落ち着けているので、私のクラスではこのような行動があっても全然構わないです。ただ、学校の大人数クラスの中でこれを行うと注意される可能性があるので、ご両親が知っておくことは大切かと思いました。

(原文)
He displayed a few signs of over-stimulation during the day. These included rhythmic rocking in his chair, going under the table because it was “too bright” and repeatedly opening and closing his book while waiting for his turn to talk during share time. This is absolutely acceptable behaviour in my classroom, as it soothes him and allows him to experience the sensations that he is seeking without hurting anyone else. However, it’s important that you are aware of this in case he does get told off for similar behaviours in larger classes at school. 

驚いた。

これまでの2回、お迎え時に様子を尋ねても、「多動は全くなく、すごく静かに授業に参加してましたよ」と言われてきたのだ。

安心できる場所になっている?

これまで、学校ではこういった行動を出したことがなかった。
保育園や学校で完全にマスキングしてきたことにより、感覚処理障害、発達凸凹も発見が遅れたような気がする。
「お母様がちょっと気にしすぎていらっしゃるのでは…?」
と言われたことも1度や2度ではない。

しかし、親がいる場所では、我慢してきたストレスを吐き出すような激しさで多動的行動が出るのだ。
「親がいる場所」というのは、家庭はもちろん、親が付き添う習い事や、親と一緒に行く友人宅や親戚宅を含む。
日本での習い事は親が付き添っていたので、恥ずかしくなるくらいふざけた行動だらけだったけれど、今はスイミングもサッカーも、基本的に親がいなければ、ちゃんとやっている様子(こっそり見てる)。

「学校でちゃんと出来ていて、親の前で出るのは、ご両親が安心できる場所としてして機能しているということなので、その逆より全然良いですよ」

と心理士さん等に言われ、嬉しい反面、学校でホールドしていなければ家での振る舞い(特に弟に対しての攻撃性)も少しは良くなるのではと考えると、複雑な気持ちでいたのだ。

今回、ワンデースクールで感覚探求や感覚回避が出ているという話を聞き、理由を考えた。

  • 先生が特性を理解して受け入れてくれることに気づいた。
  • 似たような特性を持つ子が他にもいて、その子たちが受け入れられているのを目にしたのかも。
  • 単純に、学びが楽しくなるように一人一人の特性に合わせて柔軟に対応してくれるので、楽しすぎて興奮しちゃっただけ。

いずれにしろ、通うこと3回目にして「安心安全な場所」と認定されたのは確かだ。

やはり特性への理解が大切かも

そして、今リサーチ中の日本での学校探しについて考えてみた。
帰国を弟の結婚式に合わせたせいで中途半端な時期となるし、もしも来年4月まで入学を待つことになれば実質1年、なんならそれ以下しか通わない可能性もある。
そう思うと、私立校で支払う入学金などの初期費用はなかなかの負担だ。
そもそも編入学の壁は思ったよりもずっと高そうだし。
とりあえずは、日本語習得をメインに考えて普通の公立校に通えれば良いのでは、という方向に気持ちが傾いていたところだ。

とはいえ、ワンデースクールでは、3回通学しただけで「安心な場所」と認定しマスキングを止めるに至った。
1年ちょっと通っている公立校の方では、相変わらずマスキングしたままだ。
本人が無意識にバランスをとっているだけで、マスキングもそれほど悪いことではないのかもしれないが、特性を出せる=我慢しているストレスの大きさが小さくなる、であれば、その方が本人は楽なのではないかとも思う。

そう考えると、少人数制で」「先生が特性を理解してくれ」「個性に合わせて学びをある程度カスタマイズしてくれる学校を、もっと貪欲に探していくべきなのかな、という考えが否めない。

というわけで、悩む日々はまだまだ続くのであった…。

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NZに来て意外と困ったのは、子供服。特にズボン。
息子たちは痩せ型なので、そもそも丈とウエストサイズが合わないし、男児のパンツはほとんどがスエットのジョガーパンツ型なのです。
ストレッチ素材のものがなかなか見当たらないし、感覚過敏とこだわりのある長男はスリムタイプのストレッチ素材を好むので、シーズンごとに日本から取り寄せていました。(韓国製だけど)
次のシーズンは、日本で好きなものが買い放題と思うと嬉しい。

夏のパンツも可愛い。
とにかく種類が多くて、日本のショッピング最高✨

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